ベーレンコール
ナンシー国際合唱祭参加記

1、日程および内容

5月2日(木)
朝4時松本駅発、成田へ。ANA205便、メンバー41名はパリに向けて出発した。
飛行機はほぼ予定通り2日5時過ぎにパリ、シャルルドゴール空港に到着した。バスに乗り、シャンパーニュ地方の都市、シャロンアンシャンパーニュに向かう。7時をすぎてもフランスではまだ夕日が差している。高速道路の両側はひたすら広い大地だ。山は全くない。地平線まで見通せる。パリから200キロあまり、8時過ぎにシャロンの町に到着した。
5月3日(金)
午後、練習場の教会へ。石造りのよく響く建物だ。ヨーロッパには小さな町にも必ずこうした教会がある。Sicut cervus を歌ってみる。素晴らしい。違う合唱団のようだ。これがヨーロッパの合唱の基なのだ。力まなくても美しいハーモニーが響き渡る。同時に濁った音程もよくわかってしまう。私たちにとって教会での合唱初体験であった。
リハーサルの後、市庁舎でレセプション。市長から挨拶をいただき、記念品の交換。
8時からコンサート。客の入りはあまりよくなかった。5〜60人くらいだっただろうか。前半ヨーロッパの作品。私たちは大変気持ちよく歌うことが出来た。後半は日本のレパートリー。日本民謡が好評で最後はブラボーの歓声とスタンディングオベイション。少人数ではあったが心温まる拍手。素晴らしいコンサートになった。

  

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